平成29年度茨木市PTA協議会 会長所信

 子どもたちやＰＴＡを取り巻く問題は尽きることがありません。
いじめや差別、虐待、子どもたちを狙う犯罪だけでなく、子ども
たちが夢をもてなくなるような大人の言動、ＩＴ化による社会
問題も増えています。また、子どもの健全な成長をはかることを
目的に活動している私たちＰＴＡにおいても、安倍政権が進める
「成長戦略」により、ＰＴＡ活動の中心であった母親の社会進出が
促進され、今までと同じような単位ＰＴＡの活動が難しくなって
くるものと思われます。そのためにも、誰もが子どもたちのため
に活動できるＰＴＡにすることが必要不可欠です。

　平成２８年度、茨木市ＰＴＡ協議会は、子どもたちと最前線で
接する単位ＰＴＡの活動の充実が大切と考え、理事会などを通じて
市内の幼小中５８校園の単位ＰＴＡに情報交換の場を設け「交流」
を中心に活動してまいりました。結果、理事会を介さずとも、単位
ＰＴＡの役員同士で問題提起をし、話し合うためのネットワークが
構築できたと感じています。

　平成２９年度は、その「交流」を維持しつつ、さらに深掘りし
それぞれの問題を一緒に考えられる「仲間」となることで、前述
した問題を解決していく組織になれるような活動をしていきたい
と思います。

　そのためにも、私たち自身が学び、問題意識を持って考え、また
楽しみながらも単位ＰＴＡと協力し合える組織を運営することが
重要かと思います。子どもたちやＰＴＡを取り巻く問題を解決に
向けていけるような組織にしていきたいと思いますので、皆さま
のご協力をお願いいたします。