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令和2年度茨木市PTA協議会 会長所信

 この度の新型コロナウィルス感染症により命を
落とされた方々には心からの哀悼の意を表します
とともに、療養中の皆様には心からお見舞い申し
上げます。また会員の皆様の中にも、自粛による
今までとは違う不自由な生活に、経済的にも精神
的にも不安を抱えながら子育てをされておられる
方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。子
どもたちのためにも私たち大人は、気持ちを強く
持ち正しい情報に耳を傾けて、このかつて経験し
たことのない「新型コロナウイルス」という世界
レベルの禍に共に立ち向かってまいりましょう。

 さて、私たちPTAの今年度はコロナ禍による
全国緊急事態宣言に伴う臨時休校のもとでスター
トしました。人々の命に関わるこの事態に社会活
動の多くの部分が縮小又は停止し、現時点では
PTA活動が実質的に開始できない状況にあります。
良い意味でも悪い意味でも前例踏襲を是とする流
れのあるPTA活動に於いて、前例のないこの事
態に私たちはどのように考えどのように行動して
行くべきなのでしょうか?今この困難な状況だか
らこそ、私たちは一度立ち止まってPTA本来の
目的に立ち返り、それを踏まえた上で現実と照ら
し合わせ、「本当に必要な事は何か?本当に大切
な事は何か?」を再考してみる必要があるのでは
ないでしょうか。
 そして何よりも大切な事は、今この密に集う事
が懸念される状況だからこその「心の距離を縮め
る努力」だと思います。みんなで考えや意見を出
し合い、お互いの立場の違いを理解して一致でき
る方向性を定めた上で、和の心を持ってこれから
の時代に向けた新たな活動の準備を行い、みんな
で歩んでまいりたいと思います。

 以上の事を踏まえ、今年度茨木市PTA協議会
は事態の動きに注視し、各学校園PTAの活動が
一定の落ち着きを取り戻すまで、大阪府PTA協
議会や市教育委員会などの関連協力団体からの情
報提供や連絡調整を行いながら、茨木市PTA協
議会が今後どうあるべきかを模索しつつ、活動再
開が見えた時点でそれ以降にできる事を改めて精
査した上で計画を見直し、本当に必要な活動を必
要な形で皆さんと共に実施してまいりたいと考え
ております。
 この大変な時期だからこそ、皆様のより一層の
ご理解とご協力をよろしくお願いします。


令和2年5月吉日

令和2年度茨木市PTA協議会
   会 長   阪  和 也

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